ベビーセンサーレンタルのメリット・デメリット

ベビーセンサーレンタル

赤ちゃんの呼吸が心配でベビーセンサーを検討するとき、「購入」と「レンタル」どちらにするか迷うかもしれません。

当社のベビーセンサーBaby Aiは現在「購入」でしか製品を入手できませんが、他社製品ではレンタルもあります。

今回は、ベビーセンサーの「レンタル」についてと当社の考えをお伝えします。

ベビーセンサーレンタル/メリット・デメリット

ベビー用品は使用期間が短く、ベビーベッド・ベビーカー・チャイルドシートなど、数多くの製品がレンタルされています。

ベビーセンサーも数は少ないですが、一部レンタルとして一般家庭に出回っています。しかし、精密機器であるベビーセンサーは他のベビー用品と性質が異なります。レンタルすることによるメリット・デメリットを以下端的にまとめました。

ベビーセンサーレンタルのメリット


1.短い使用期間の場合、費用を抑えられる
一番の魅力は使用期間に応じて、購入するより安く料金設定がされていることです。使用期間が短ければ、無駄な出費を抑えて効率的な育児をすることができます。


2.気に入らなければ期間短縮できる
レンタルは使用後に利用者が満足できなければ、期間短縮することが可能です。しかし、製品によってはレンタル時に決めた期間を短縮できないケースや違約金が発生こともあるので、しっかり確認する必要があります。

ベビーセンサーレンタルのデメリット


1.長期間は費用が高い
短期間の場合、レンタルにかかる費用は安いですが、1年以上使用を考慮しているとしたら、購入よりも費用は割高です。製品によっては半年で購入より割高になります。


2.中古品のため衛生面に問題ある可能性
レンタルは回収後、洗浄をしますが、残念ながら中古品です。匂いや汚れなどが落ちない事も多く、新品と比較すると見た目の差は歴然です。


3.性能に疑問点がある
ベビーセンサーは微弱な赤ちゃんの呼吸運動や振動をセンサーで感知します。そのため非常に精度が要求されるセンサーを使用しているため、センサーパットの経年劣化による性能衰退は充分考えられます。

ベビーセンサーBaby Aiはレンタルをしません

前機種ベビーセンサーIBUKIでは「ベビーセンサーIBUKIはレンタルをしていないのか?」という問い合わせを数多くいただきました。

そのため、レンタルを検討した時期もありましたが、元々保育園向けの製品を家庭用にカスタマイズしたこともあり、結局はレンタルをやらず「購入」1本にするということになりました。(現在も保育園では最新機種としてご利用いただいております。)

レンタルをやらない理由は数多くありますが、一番の要因は性能を保証できないことです。家庭用ベビーセンサーBaby Aiのセンサーマットは2年交換を推奨しています。センサーマット内のエアパットが重さによって変形をもたらし、性能保証ができなくなるからです。

レンタルの場合、同じ製品を数多くのユーザーが使用します。2年交換では費用対効果を得られないため、5年以上は故障がない限り部品交換はしません。レンタル回収後、洗浄や検査はしますが、劣化している状態をすべて回復することは難しく、年数が経過するごとに製品は傷んでいきます。

ベビーセンサーは繊細な機械です。傷んだベビーセンサーを使用した場合、性能保証ができずお客様に不具合を生じさせる可能性があります。そのため、レンタルは当面見送ることになりました。

また、ベビーセンサーが最も必要とされるのは、うつ伏せ寝等によるリスクが高い生後1年までです。生まれてから1年間ご利用いただくとなると、月額の費用は6,000円台となり、製品をレンタルするよりもご購入いただく方が良いということにもなりかねません。