ベビーセンサーの種類。ベビーセンサーで赤ちゃんの睡眠に安心を

ベビーセンサー の種類

赤ちゃんは睡眠中に窒息やSIDSを引き起こす危険があります。赤ちゃんは呼吸器官が完成しておらず、呼吸が安定していないことが原因の1つです。これらの事故を防ぐため、また、発生してしまったとしても早期発見につなげて蘇生の機会を提供するためにベビーセンサーがあります。ベビーセンサーとひとくくりにしても、様々な種類が市場に出回っています。

初めて目にするに人にとって、種類が多いと何が違うのかよく分からないと思います。
今回はベビーセンサーの種類とメリット・デメリットについてまとめました。

ベビーセンサーの種類

ベビーセンサーには大きく分けて「接触タイプ」「非接触タイプ」2種類あります。2種類について簡単に解説します。

接触タイプ ベビーセンサー/特徴

ベビーセンサー接触タイプとは赤ちゃんに直接取り付けて「体動」を測定し、アルゴリズムにより「呼吸」や「心拍」を測定します。接触方法は服にバッチのように取り付けたり、おむつに挟んだり、足の指に巻き付けるなど様々です。基本的に赤ちゃんが呑み込まないよう、直径5cmより大きめに設計されているのがほとんどです。機器は単独で稼働する為、ボタン電池や小型電池を使用しており、誤飲の注意喚起をしています。機器によっては体位感知するものもありますが、基本的に赤ちゃんの背中を下にして機器は腹部に装着させます。うつ伏せになると機器が強く圧迫されることにより、またはマット(敷布団)と赤ちゃんの体に挟まれて固定されてしまうことにより、加速度センサーが反応できなくなるため、感知ができないこともあります。

赤ちゃんが無呼吸のときに、ベビーセンサー本体から警報アラームが鳴るものもあれば、iPhoneやスマホなどの機器と接続して、機器からアラームが鳴るタイプもあります。肝心な精度については赤ちゃんに巻き付ける医療機器以外は、明確なデータはありません。

 

非接触タイプ ベビーセンサー/特徴

非接触タイプセンサーとは、赤ちゃんとセンサーが直接接触しないタイプのことを言います。センサーマットを布団の下にひくタイプや、センサーマットがマットレスのタイプがあります。素材は固いプラスティックの板が多いですが、固めのマットレスタイプもあります。呼吸時の横隔膜の動きのみを読み取り、呼吸を測定する機器もあれば、お腹の動きだけを読み取り測定する機器も多いです。センサーマットの上にいる限り、体勢を変えてもセンサー感度に影響はありません。

また、カメラやドップラーセンサーなども非接触タイプの一種です。ただし、カメラやドップラーセンサーは性能が悪くほとんど流通しておりません。そのため、非接触タイプといえばセンサーマットが一般的だといえます。

センサーマットの構造は圧力センサー、エアーパット式センサーの2種類がほとんどで、圧力センサーは赤ちゃんの動きを感知できます。それに対してエアーパット式センサーは動きだけでなく体動から推測した呼吸数を感知できるため、精度は上となります。

非接触型センサーの多くは大学で実験をしており、実際の医療機器と比較検討している機種もあります。

ベビーセンサー/メリット・デメリット

接触タイプベビーセンサー/メリット・デメリット

メリット

1.添い寝でも使用できる
接触型ベビーセンサーは赤ちゃんに直接接触して体動から心拍などを感知する為、添い寝で影響を及ぼす可能性は低いです。ただし、SIDS予防の観点から添い寝は窒息や呼吸低下の可能性があるため、推奨されていません。できれば寝かしつけ時のみとした方が良いでしょう。

2.持ち運びが簡単
接触型ベビーセンサーの多くは小型機種です。重量も軽くポケットにも入る大きさなので、簡単に持ち運びができ旅行や帰省先でも使用することができます。

3.一部機種は精度が高い
脚や胸に巻き付けるタイプは海外では医療機器としても使用されているため、非常に精度が高いです。ただし、一部製品に限られ、日本では流通しておりません。

デメリット
1.取り付けが困難
接触タイプのベビーセンサーは赤ちゃんに直接触れるため、嫌がり上手く装着できない可能性があります。寝返りしただけで外れてしまう事も多いので注意が必要です。さらに装着方法が不十分だと、アラームが鳴りっぱなしとなり機能を十分発揮できない可能性があります。

2.一部機種は精度が怪しい
一部製品は機器精度が不明です。医療機器認定されていても正式なモニター機器と比較した資料もなく、本当に性能を発揮しているのかは不明です。

3.おむつや洋服取り付けタイプは電磁波の影響を受ける
ベビーセンサーから発している電磁波は微弱ですが、接触型ベビーセンサーは赤ちゃんに直接電磁波を当てることになります。安全性を担保している製品は今のところありません。

非接触タイプのベビーセンサー/メリット・デメリット

メリット

1.赤ちゃんに直接触れない
赤ちゃんと直接接することがないので、非接触タイプのベビーセンサーを嫌がる子は少ないです。接触タイプと比較して、電磁波などの影響を受ける可能性もないので安心して使用できます。

2.精度が高い機器が多い
非接触タイプベビーセンサーの多くは「特許」「論文」「医療機器認定」されている機械が多く、接触タイプと比較して精度が高いことが特徴的です。しかし、中には精度に難点がある機械もあるためしっかり見る必要があります。

3.設置が1度で終わる
非接触タイプベビーセンサーは設置方法に違いはあれど、使い始めに設置をすれば、そのまま使い続けることができます。多少のメンテナンスは必要ですが、接触型と比較すると回数は非常に少ないです。

デメリット

1.値段が高い
非接触タイプベビーセンサーの多くはセンサーパット+本体機器という構成です。そのため、接触タイプベビーセンサーと比較して値段は高いです。

2.持ち運びに不便
センサーパットと本体機器さらにACアダプタが必要になるため、持ち運びは非常に手間がかかります。

接触タイプと非接触タイプでメリット・デメリットを簡単にまとめました。ご購入の際、参考にしていただけると幸いです。

ベビーセンサーを性能ごとに分類

ベビーセンサーには種類だけでなく、商品によって性能も大きく異なります。機能や性能によって価格が大きく異なるため、赤ちゃんに合ったベビーセンサーを選択することが最良です。機能・性能ごとに製品を分類しました。

体動感知型ベビーセンサー

ベビーセンサーの多くは赤ちゃんの体動のみを感知します。体動とは腹や胸などの呼吸運動だけでなく、手や足の動き、痙攣など体の動き全て該当します。体動センサーの場合、呼吸のみの動きを感知することができないため、呼吸数計測や赤ちゃんの睡眠時の状態を確認することはできません。

呼吸感知型ベビーセンサー

体動センサーと異なり、胸や腹の動き等の体動から推測した呼吸数を測定することができます。種類はエアパットセンサーを赤ちゃんかマットレスの下にひく非接触型と赤ちゃんの衣服かおむつに取り付ける接触型タイプがあります。

スマホ連動型ベビーセンサー

ベビーセンサー本体とスマートフォンをBluetoothで接続します。専用アプリを使用して赤ちゃんの呼吸や温度を確認できることが魅力の一つです。また、機械によっては呼吸状況を記録できるものもあります。記録したデータを医師に確認することによって、治療の手助けになります。

マイク機能付ベビーセンサー

マイク機能が付いたベビーセンサーもあります。マイクは常時機能しているわけではなく、赤ちゃんの声や動きによって音が出た時のみ、マイクが起動します。マイクは親機にあり、拾った音は子機に繋がり確認することができます。種類は少ないですが大変便利な機能です。

ベビーセンサーBaby Aiは非接触タイプ

当社が製造している「ベビーセンサーBaby Ai」は非接触タイプベビーセンサーです。日本製にこだわり、体動から推測した呼吸数を測定可能です。また、記録が保存できるため、価格は接触タイプベビーセンサーや海外製と比較して2-3倍価格が高くなっています。また少数量産体制を取っており、1つ1つ職人が製造しているためコストが割高になりがちです。

しかし、前機種IBUKIと比較すると3割程度単価を下げることに成功しました。中間マージンをとことん削り、工場直送体制へと変更した結果です。今後は大量生産体制を整え、より多くのお客さんに「安価」「高品質」「日本製」の商品をお届けできるよう精進していきます。